【CRI時評】原子力安全運命共同体の構築に全力投球

2019-09-03 21:26  CRI

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 中国政府は3日、初の総合的な「中国原子力安全」白書を発表し、中国の原子力安全事業発展の歴史、原子力安全に関する基本原則と政策、管理理念と実践経験を全面的に紹介して、原子力安全の国際協力を強化し、原子力安全の運命共同体を作り上げるという中国の決心と行動を国際社会に明らかにした。

   世界最大の発展途上国として、中国は今年6月の時点で世界第3位となる原子力発電ユニット47基を運営している。建設中の原子力発電ユニットは11基で、世界一だ。

 日本の福島原発での放射能漏れ事故の後、中国は安全技術の改善を積極的に推進し、原子力施設の安全レベルを引き上げた。2000年から2016年まで、国際原子力機関(IAEA)は前後4回に渡って中国の原子力と放射線安全管理に対する査察評価を行い、中国の原子力安全管理の優れた実践と経験に高い評価を与えている。

   現在、国際情勢は複雑かつ深刻な変化の渦中にある。大国の信頼の赤字は拡大し、核競争が台頭する勢いで、核拡散と核の安全リスクが高まっている。これに対して、原子力技術開発の最前線を行く大国には、共同で全世界の核のリスクを管理する責任がある。

  中国は政治、技術、資金等の面でIAEAを全面的に支持しており、現状では二番目に多い会費をIAEAに拠出して貢献している。中国は多くの国々と50以上の原子力安全協力協定を締結し、原子力発電所の多国間設計評価メカニズムにも参加して、発展途上国の原子力安全係のトレーニングや技術訓練などの活動を援助し続けている。安全に関する経験を無私に分かち合うことを通じて、中国は国際原子力安全レベルの全面的かつ持続的な向上を推進している。

   原子力の安全には国境はない。原子力エネルギーの平和利用は人類共通の願望であり、原子力の安全を確保することは各国の共同の責任だ。(CRI論説員)
 

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