北京
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国務院は、山東省、江蘇省、広西チワン族自治区、河北省、雲南省、黒竜江省にそれぞれ自由貿易試験区を新たに設立する案を発表しました。新時代における改革開放の推進へ戦略的な措置であり、新しい発展理念を貫き、質の高い発展を堅持し、国家の重大な戦略に取り組み、対外開放の全体的な戦略に力を入れるもので、それぞれのエリアが改革開放の新たな拠点となります。
また今回、地域別にそれぞれ改革の役割を打ち出しています。山東省では発展へ新旧の原動力を転換させ、海洋経済を発展させます。江蘇省は開放型の経済成長を進めて、実体経済の革新的発展や産業モデルチェンジを進めていきます。広西チワン族自治区では、東南アジア諸国連合(ASEAN)への陸と海の新たな貿易ルートを作り上げます。河北省は国際的な物流ターミナル、新型の工業化基地、国際イノベーション拠点とし、開放と発展を進めていきます。雲南省では「一帯一路」と長江経済帯をつなぐルートとし、南アジアや東南アジアへ向かう中心地としていきます。そして黒竜江省は、産業構造の改革をめぐって、ロシアや北東アジアとをつなぐターミナルとしていきます。(殷、森)