中米貿易摩擦は米小売業の損害を拡大＝米メディア

　ホワイトハウスがここ最近中米貿易摩擦をエスカレートさせている動きに対し、米メディアは、「このままでは米国の小売業の損害を拡大することになる」と指摘しています。

　CBSニュースはこのほど、「最新ラウンドの対中追加関税を前に、すでに虫の息の小売業がさらに多くの店を閉じざるを得なくなり、もっと多くの従業員をリストラすることになる」としています。

　報道は関係の調査報告の内容を引用し、「今年に入って以来、米国の小売業者の閉鎖店舗数が去年1年間の閉鎖店舗数を超えた。倒産によって発生した小売業の人員削減の規模も10年来の最高を記録している。7月現在、小売業では凡そ4万3000人の雇用が削減され、去年同期を40％上回った」と指摘しました。

　この報道では他にも、「今年1年間で閉鎖される小売店の数は去年の2倍の1万2000店以上に達する見込みだ」との予測を行っています。（玉華、む）