北京
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23/19
世界知的所有権機関(WIPO)が24日に2019年度グローバル・イノベーション・インデックス(GII)を発表することを踏まえ、WIPOのガリ事務局長は記者のインタビューに応えた際、中国のGIIにおけるランキングを楽観視する姿勢を示しました。
ガリ事務局長は、「良い順位を取れるだろう。中国のイノベーションメカニズムは日増しに成熟し、知的財産権保護措置も完備化しつつある。各分野における指標が示すように、中国のイノベーションの発展は明るい未来を迎えている」と述べました。
また、「『一帯一路』構想はWIPOに貴重なチャンスをもたらした。沿線国家がWIPOの保護システムを利用して特許や商標、デザイン、版権を保護することで、より平和で安定した発展を成し遂げられる。技術とイノベーションが『一帯一路』沿線国家で広まり、芸術作品、音楽、映画および出版物などが国家間の知的財産権資産貿易を促している」と語りました。
さらに、「中国が1990年に申請した特許件数は1万件しかなかったが、2017年には138万件に達し、著しい進歩を遂げた。国情に合った知的財産権保護システムの確立は中国の利益に合致している。中国がWIPOの会議、プロジェクトと保護システムに積極的に参与する姿は、WIPOおよび知的財産権保護システムの重要な後ろ盾となっている」と示しました。
これからの展望については、「中国はより重要な役割を果たすに違いない。人工知能分野における研究は既に世界をリードし、同分野における知的財産権保護も十分に重視して、関連技術の開発が人を中心とした原則の遵守を確保している」と述べました。(怡康、星)