北京
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第1回中国アフリカ平和安全フォーラムが北京で開催されています。「手を携えて協力し、共に安全を築く」をテーマとするこのフォーラムに、アフリカの50カ国やアフリカ連合(AU)の防衛担当上級代表約100人および中国の軍隊の代表らが出席しています。アフリカ諸国の代表は、中国との平和安全協力に期待を寄せています。
アフリカ連合委員会のチェルギ平和安全保障委員は「テロリズムは、アフリカ大陸が直面している安全保障分野の最大の試練の一つである。中国は、アフリカで広く尊敬されている協力パートナーであり、AUは中国との安全協力を強化したい」と述べました。
モーリタニアのハッダーミン国防相は「世界情勢の大きな変局にあって、中国とアフリカが安全を共に構築することが、アフリカの人々の公正性と平等性の実現につながる」との見方を示しました。
ベナンのヌアティン国防相は「中国とアフリカの安全保障分野の協力は以前から続いており、順調に行われている。軍事留学生の育成や装備の支援も含め、多くの協力を展開している。今後、より多くの分野で協力を強化できるよう期待している」としました。
シエラレオネ軍のオシル副参謀長は「一部の国際組織はアフリカ諸国に対して、いつも防衛支出や人員の削減によって政府の拠出金を減らすよう提案している。しかし、アフリカ諸国が安全危機にさらされた際に効果的な支援を提供してはいない。対する中国は、アフリカ諸国の頼りになるパートナーであり続けている」とした上で、「シエラレオネの自然資源を守り、国民生活を改善するために、国防能力づくりについて中国との協力を強化したい」と述べました。(鵬、謙)