北京
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中国国家統計局が10日に発表したデータによりますと、今年6月、全国の消費者物価指数(CPI)が前年同期比2.7%上昇し、上半期では前年同期比で2.2%増となったということです。一方、6月の生産者物価指数(PPI)は前月比で0.3%減少し、前年同期比では0.3%増となりました。専門家は、当面の物価指数について「コントロールできる範囲内にある。今後のCPIとPPIは全体として安定を保つだろう」と見ています。
ここ最近、中国各地で果物価格の上昇が広く注目されています。国家統計局のデータでは、6月の果物価格が前年同期比で42.7%、肉類が14.4%上昇したとしています。前月比で見れば、6月のCPIが0.1%減となり、そのうち食品価格は0.3%減少しました。これについて専門家は、「上昇傾向は季節的な要因とアフリカ豚コレラなどによるものであり、伸び幅も予想の範囲内にある」と示しています。
また、同日に発表された6月のPPIは、前月比で上昇傾向から減少傾向へ転じ、前年同期比で横ばいとなったことが分かりました。今年上半期で見れば、PPIは前年同期比で0.3%増となったということです。これについて、当局は「石油関連の業界は国際原油価格の下落による影響を受け、鉄金属冶金業と圧延加工業界では先頃の鋼材生産量の急増や市場供給の過剰などによって、価格指数が減少傾向へ転じた」と説明しています。(洋、星)