北京
PM2.577
3/-2
南東欧協力プロセスサミット会合が9日、ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボの郊外にあるヤホリナ山で開幕しました。サミットでは欧州一体化および南東欧の安全と安定確保に取り組むことを約束する宣言が採択されました。
サミットの会期は2日間で、トルコのエルドアン大統領のほか、モンテネグロのジュカノビッチ大統領、北マケドニアのペンダロフスキ大統領、セルビアのブルナビッチ首相、ブルガリアのボリソフ首相らを含む、約20の国や国際組織からの政府要人、上級代表が出席しています。
輪番議長国を務めるボスニア・ヘルツェゴビナのドディック大統領は開幕式で挨拶し、「欧州の一体化は南東欧、特にバルカン地域の経済と社会の発展にとって重要な意義を持つ」と述べました。
採択された各国による「宣言」は、「経済、社会、文化の分野における協力を強化し、欧州一体化プロセスを推進していく」「南東欧の安全は欧州大陸の安全と安定の前提条件であり、各国はテロの取締りおよび過激主義と組織犯罪の撲滅について合意に達する必要がある。また、目下、人身売買、武器密輸、マネーロンダリング、腐敗などの取締りが急務となっている」「各側は善隣的な友好関係を深め、相互に尊重し合い、対話を行っていくべきだ」としています。
南東欧協力プロセスは、バルカン諸国の安定、地域協力、発展の促進を目指す地域的な協力組織として、1996年にブルガリアの首都ソフィアで発足しました。(殷、謙)