人事異動後のEUに中国との関係発展を期待＝王外交部長

　王毅国務委員兼外交部長は8日、ポーランドのワルシャワでチャプトヴィチ外相と会談し、共同記者会見を行いました。

　会見で王外交部長は、欧州連合（EU）の主要ポストが決定したことについて、「習近平国家主席をはじめ中国の指導者が、新たに就任する欧州理事会のミシェル常任議長に祝賀の意を表している。EUは、統合の推進や課題への共同対応といった面でさらなる成果を挙げ、発展や繁栄を遂げるよう期待している」と述べました。

　さらに王部長は、「中国とEUは世界的に重要な存在であり、多国間主義や自由貿易、開放型世界経済の構築といった点で、重要な共通認識や幅広い共通利益を有している。中国は、EUをライバルではなく全面的かつ戦略的パートナーと見なしている。EUの新たな体制も、中国に対する政策の継続性やビジョンを維持してくれることを願う。双方は、交流、協調と協力を強め、新たな時期で関係をさらに発展させていきたい」と述べました。（閣、森）