李総理「上半期の中国経済は安定した成長傾向に」

　李克強総理は2日、大連で開かれている2019年度夏季ダボス会議の開幕式で、「今年上半期に、中国経済は全体的に安定的かつ合理的な区間内で推移してきた。経済基盤は引き続き安定的な成長ぶりを見せ、主な経済指標は予測と一致している。1月から5月末までの都市部失業率は約5％と低いレベルに保たれ、新規に立ち上げられた企業の数は1日平均1.89万社という、比較的速い成長を保っている」と指摘しました。

　李総理はまた、一方で中国経済は新たな下振れ圧力を抱えているとし、「不安定な外的要因の増加など、厳しい情勢に取り込まれている。だが、中国には巨大な市場規模や恵まれた人的資源などの強みがあり、長期的な成長傾向は変わらない」と強調しました。（朱、　謙）