トランプ大統領、金正恩氏と板門店で握手

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　韓国を訪れている米国のトランプ大統領は6月30日、朝鮮と接する軍事境界線上にある板門店（パンムンジョム）で、朝鮮の最高指導者、金正恩（キム・ジョンウン）氏と会談した後、境界線を越えました。朝鮮の停戦協定が結ばれてから、現職の米国大統領として初めて朝鮮の国土にたどり着いたことになります。

　両首脳はその後、韓国側に戻り、文在寅（ムン・ジェイン）大統領とともに「自由の家」という施設でおよそ50分間会談しました。金氏はこの会談の前に、「我々が南北の分裂を象徴する板門店で握手をしたことは、これまで長く続いていた朝米間の敵対関係とは全く違う様子を示すものだ」と述べました。一方、トランプ大統領は、「歴史的な１日だ」と述べ、会談の要請を受けた金氏に感謝し、「米朝関係は大きく改善した」と示しました。

　会談終了後、トランプ大統領は、「金氏に米国への訪問を要請した。双方は交渉チームを組むことで合意し、今後2、3週間以内に交渉が始まるだろう」と述べました。

　今回の朝米首脳会談は、シンガポール、ハノイに次ぐ3回目のものです。（殷、森）