燕鵬のG20大阪サミット取材の旅【その① 6月24日(月)大阪で市民たちに聞く】

2019-06-26 21:42  CRI

その① 6月24日(月)大阪で市民たちに聞く

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 北京から飛行機に乗ること2時間半、関西国際空港に到着しました。到着時間は正午過ぎ。入国検査ホールは黒山の人だかり状態で、長蛇の列がホール外の通路まで伸びていました。手続き完了までの約30分のあいだに回りを見渡してみると、圧倒的に多かったのは家族連れの観光客の姿でした。そして、外国人の列からは、中国語の声が圧倒的に多く聞こえました。

 それで思い出しました。関空は中国の36都市と直行便を結んでいて、この数は日本の空港で最も多いこと。大阪市観光局の発表では、2018年に大阪を訪れた外国人観光客の数が5年前の3倍に増えて1142万人に急増していること。そのうち、中国からが最多の455万人、全体の約4割を占めていること。いずれも取材を通して得た知識ですが、こうして実際に目の前の風景を見てみると、うなずける、うなずける。

 さて、私のホームである北京市では、重要な国際会議が開かれる時期には町中が鮮やかなのぼりやスローガンの横断幕などで溢れるのが普通です。そんなイメージで大阪にやってくると、意外なことに、町はいつもと変わらない落ち着いた様子。もちろん、大阪市役所や大阪府庁、大阪城公園に首脳たちが泊まる予定のホテル周辺などでは、立派なのぼりや垂れ幕がたくさん見られました。色は白と水色を基調とした、落ち着いた感じのものでした。

 市民たちの声を聞いてみると、中国からの記者であることを気遣ってくれたのか、G20の注目点について、「習近平国家主席」の名前を真っ先に挙げたり、「中米貿易摩擦の動向が気になる」と話してくれたりしました。これが大阪人のフレンドリーさ、優しさなのかなと思いました(笑)。

 皆さんの話の中で大変印象に残ったのが、「和の精神で」、「世界平和に向けた会議になることを祈る」と複数の人が話していた点です。グローバルガバナンスや世界経済を議論する会議ではありますが、究極の経済成長とは、やはり世界平和なのだ、それこそが多くの日本の人々の共通の思いなのだと改めて噛みしめながら、大阪での取材がスタートしました。(燕)

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10月29日放送分
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李阳