北京
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今週、G20が大阪で開催されます。経済のグローバル化と多国間貿易体制が試練に直面している現在、日本の経済専門家とシンクタンク所属の研究者は、今回のサミットが貿易分野における緊張状態の緩和に役立ち、開放型世界経済の共同建設につながるよう期待を寄せています。
日本の識者らは「日本は輸出型経済国として、国際経済情勢の影響を強く受けている」との考えを示しています。
かつて国連駐在日本大使を務めた谷口誠氏は、「単独主義が経済のグローバル化と多国間貿易体系にもたらすであろうネガティブな影響に留意する必要がある」と述べました。
また、日本国際アジア共同体学会の進藤栄一会長は、「台頭しつつある貿易保護主義に対し、今回のサミットでは、各国、特に中国、日本、欧州が連携し、開放型国際経済体系の建設に向け合意を形成する必要がある」とした上で、「日本と中国は世界第三の経済国と第二の経済国として、各分野での協力を強化し、世界全体における発展の課題とガバナンスが直面する問題に共同で対応していく必要がある。G20は両国の協力強化により多くの可能性を用意してくれるだろう」と述べました。(HJ む)