北京
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市内を飾るG20サミットののぼり
日本で初めて開催されるG20首脳会合として、G20大阪サミットがこの28日から29日まで開かれます。海外から約3万人が訪れる予定の今回のサミットは、日本が主催する国際会議としては最大規模のものです。
開催地の大阪では、この9月に「ラグビーワールドカップ2019」を控えるほか、2025年には国際博覧会(万博)も予定されており、今回のG20サミットが今後の大阪の国際会議の誘致を左右するとされています。市民たちはサミットをどう見ているのか、大阪市内でマイクを向けてみました。
あゆみさん(大阪城公園スタッフ)
G20首脳記念撮影の候補地の1つとされている大阪城公園は、25日から29日までの間、警備のために一部エリアが臨時休業となります。そのため25日から6連休に入るという公園スタッフのあゆみさんは「前回の10連休は休めなかったので、今回の連休を利用して旅行に行きたい」と話し、サミットについては「中国の習近平国家主席や米国のトランプ大統領、ロシアのプーチン大統領など、各国首脳の参加に注目している。中米間の関税問題がスムーズに解決され、平和に向けて、お互いにウィンウィンの関係が構築できる会議になってほしい」と期待を寄せた上で、「サミットは、大阪を世界に㏚するビッグチャンスでもある。大阪の良さはフレンドリーなところ。大阪という地名が世界に広まるよう願っている」と笑顔を見せました。
永野ひかるさん
大阪市では期間中、鉄道駅での警戒強化のため、主要駅のコインロッカーとゴミ箱の使用が一時停止されるなど、市民の生活に影響が出る面もあります。しかし、そのような不便を感じながらも、市内のテレビ局勤務の永野ひかるさんは「世界各国の来訪者に大阪の街を知ってもらえるチャンスだ」とサミットの効果を評価し、「一般市民と海外の方が触れ合う機会がたくさんできる。これが将来的な文化交流、民間交流につながっていく。2025年に万博が開かれるとき、それがより大きなエネルギーとして返ってくることを期待している」と6年先を見据えた感想を聞かせてくれました。
片山啓さん
大阪を中心とする関西地方の人口は1800万人余りで、交通インフラが整っていることもあり、府・県をまたいだ都市間の往来が多いです。現在は神戸在住で、過去に仕事で大阪に長期滞在したことがあるという片山啓さんは、下振れ圧力にさらされている世界経済の未来に向けて、G20大阪サミットが果たす役割に注目しています。片山さんは「サミットでは、中国と米国の経済関係が安定に向かうよう、両首脳が話し合うことで方向性を見つけてほしい。世界経済はいま、アジアを中心に発展している。今回のサミットが、アジアの中心である中国と日本が米国との関係をさらに発展させるための方向性を見出すきっかけになれば」との思いを話しました。また、「サミットは、2025年の大阪万博の条件づくりにも貢献できると思う。関西の発展にもポジティブな影響を及ぼすと見ている」と前向きなとらえ方を見せました。
なお、日本の警察庁によりますと、G20大阪サミットのために大阪府警と兵庫県警を中心に、各都道府県から応援派遣された警官も加わって、3万2000人の警備態勢が整っているということです。これは、1995年のAPEC(アジア太平洋経済協力)大阪会議時の2万5000人態勢を上回る、大阪府としては史上最大の規模となります。
(取材:王小燕、斉鵬)