北京
PM2.577
23/19
中国国家食糧・物資備蓄局と国連世界食糧計画(WFP)がこのほど、河南省鄭州市で、南南協力に関する覚書に調印しました。双方は、中国の食糧保存体系の管理、節約と損失の減少、農家と市場の連係促進などの技術や経験を多くの発展途上国へと伝える面で、協力を深めていくとしています。
国家食糧・物資備蓄局の張務鋒局長は調印式で、「新中国の成立から70年の間、食糧安全保障能力は明らかに向上している。需給の面でも、長年続いていた供給不足が解消され、全体的にバランスのとれた状態になるという歴史的な飛躍を遂げ、穀物の自給や食糧の安全を保障した。これにより、経済と社会の持続的で健全な発展を促進しただけでなく、世界の食糧安全に対しても積極的な貢献を行った」と述べました。
WFP高官のスタンレイク・サムカンゲ氏は「世界の食糧安全には、依然として厳しい課題があり、飢餓人口は8億2100万人に達している。極度の貧困と飢餓をなくす目標を達成するには中国の関与が必要であり、中国の経験も必要である。人道支援の面だけでなく、持続的発展の面でも、中国の経験は世界各国の参考になるだろう。中国は、世界の飢餓と極度の貧困をなくすための、WFPの重要な協力パートナーである」と語りました。(玉華、謙)