北京
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中国の呉海涛国連常駐副代表は20日、安保理の中東情勢に関する公開会議で、「両国案」でパレスチナとイスラエルの問題解決を目指していくよう呼びかけました。
呉副代表は、「『両国案』はパレスチナとイスラエルの問題解決への唯一の道だ。エルサレムの最終地位は複雑でかつ敏感な問題で、パレスチナ問題の基盤である上、地域の平和と安定にもかかわっている。適切に解決すべきだ」と指摘しました。
また呉副代表は、パレスチナの経済や人道状況に関心を寄せ、ガザ地区への封鎖を早期に解除するように国際社会に呼びかけました。さらに、「パリ議定書」(パレスチナとイスラエルが税の還付などについて1994年に結んだもの)などに規定された義務を履行して、国連の決議を全面的に実施するようにとも呼びかけました。(朱 森)