北京
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外交部の陸慷報道官は20日、北京での定例記者会見で、中国とフィリピンの2隻の漁船が南沙礼楽沖海域で衝突した事件について、「中国側は双方がいち早く合同調査を開始し、各自の初歩的な調査情報を交換して、ともに認められる調査結果に基づいて、友好的かつ適切に取り扱うことを提案する」と明らかにしました。
フィリピンメディアの報道によりますと、フィリピンのドゥテルテ大統領は17日、あるイベントに参加した際、初めて公の場で両国の漁船衝突事件に言及し、「漁船の衝突は海上事故であり、事態の悪化を望んでいない。調査を進めていってほしい」とコメントしました。
これに対し、陸報道官は、漁船衝突事件で被害を受けたフィリピン側の漁民に慰問の意を伝えた後、「中国はフィリピンとの友好や、海上の生命安全を非常に重要視している。関係者がどの国であっても、しっかりと責任ある態度で事件の調査に取り組み、フィリピン側との意思疎通を保っていく」と改めて表明しました。さらに、「適切な解決案を見出すため、双方がいち早く合同調査を開始し、各自の初歩的な調査情報を交換して、ともに認められる調査結果に基づいて、事件を友好的かつ適切に取り扱っていくことを提案する」と述べました。(Lin、星)