北京
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日本の経済学者である早稲田大学大学院アジア太平洋研究科の浦田秀次郎教授はこのほど東京での記者会見で、「米国は保護貿易主義と関税措置を通じて貿易赤字を削減しようとしているが、これは間違いである」と述べました。
浦田教授は「少なくとも経済学的な側面でいえば、二国間の貿易収支がバランスを取れているかということに過度に注目することはほとんど意味がない。そして、その問題が重要だとして、保護貿易、関税を上げて解決しようとしているのは間違っている。必要なのはマクロ経済政策の協調と構造改革だ」と指摘しました。
中米貿易摩擦については、「その背景には貿易問題、経済問題だけでなく、非貿易問題の要素が絡まっている。米中貿易戦争が進んでいることで、世界経済が大きな被害を受けているのは事実である。したがって、米中両国は相互に譲歩しながら終結に向けて動いていってほしい」と述べました。(鵬、星)