北京
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本部をジュネーブに置く国連貿易開発会議(UNCTAD )が12日に発表した2019年版「世界投資報告」によりますと、去年全世界の海外直接投資(FDI)は3年連続で減少しましたが、中国の外資導入額は増加し、引き続き世界2位の外資流入国となっています。中国の去年の外資流入額は前年同期比で約4%増加の1390億ドルに達したということです。
報告書によりますと、米国の税収政策や一部経済体の外資導入審査の強化の影響を受け、去年のFDI総額は1兆3000億ドルとなり、前年同期に比べて13%減少しました。先進国へ流入したFDIの額は27%減少し、2004年以降では最低となっています。
依然として米国が最大の外資流入国である一方で、発展途上国に流入したFDIは2%増加し、全世界のFDI総額で占める比率も54%まで上昇しました。そのうち、アジアの発展途上国の外資流入は4%増加して、外資導入が最も多い地域となったということです。(玉華、星)