北京
PM2.577
23/19
ロシアのプーチン大統領がこのほど中米貿易摩擦を巡って「高みの見物」と発言したことについて、外交部の耿爽報道官は12日、関連メディアに対して「自分に都合の良い部分だけを引用したりするなど、発言内容の歪曲をやめるべきである」と促しました。また、「中露関係を仲たがいさせようとする、いかなる企みも思い通りにはならない」と示しました。
報道によりますと、プーチン大統領はサンクトペテルブルク国際経済フォーラムで中米貿易摩擦に関するコメントを求められた際、中国のことわざを引用して「トラたちが喧嘩している中、賢いサルは座ったままで結果を見届ける」と発言したということです。
耿報道官は12日の定例記者会見で、プーチン大統領が中国のことわざを引用した後、「全てが変化しつつある中、中国のことわざが表現する状況は既に変わったという一言を付け加えていた」と指摘しました。さらにプーチン大統領の話を引用して「米国は常に自由貿易と世界経済の民主的原則を標榜しているが、競争相手の実力の増強に伴い、関税措置などの手段を通して様々な制限を押し付けようしている。これは世界経済に損害をもたらすものだ。ロシアは公正、民主をもとにした貿易規則の構築と維持に取り組んでいく」と紹介した上で、「これこそがプーチン大統領とロシア側の中米貿易摩擦に対する真の態度である」と述べました。(洋、星)