北京
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中国の中央銀行である中国人民銀行は12日に5月の金融データを発表しました。それによりますと、5月末までで中国のマネーサプライ・M2(現金通貨+預金通貨+準通貨)の残高は前年同期比8.5%増の189兆1200億元に上り、伸び率は4月末から横ばいで前年同期より0.2ポイント増えました。また、5月の人民元建て貸付は1兆1800億元増加したということです。
これについて、中国人民大学財政金融学院の趙錫軍副院長は、M2の伸びは予期範囲にあると見ており、貸付の増加について「企業の融資難に重要なサポートとなっている。去年から企業、とりわけ実態経済の中小企業は一部困難にさらされ、市場環境の影響を受けて融資圧力が大きくなっている。貸付の増加によって一部の問題の解決につながるだろう」との見方を示しました。(Lin、星)