北京
PM2.577
23/19
脚光を浴びている河北省の雄安新区は、トップデザインから実行段階に入っています。開発の次なる重点は白洋淀の総合管理や保護です。
白洋淀は、華北平野最大の水系で湿地生態系であり、140以上の沼や水面が散在しています。計画では、雄安新区は今後、緑や水系の占める割合を70%とする予定で、その重要な部分が白洋淀です。雄安新区計画建設局の李彤副局長は、「白洋淀の生態系保護や環境整備は雄安新区の建設の基礎である」と述べました。
雄安新区の開発事業が始まって2年余りが過ぎ、白洋淀に流れ込む3本の川は水質が大幅に改善しました。雄安新区生態環境局の呉海梅副局長は、「白洋淀は去年、主な汚染物質であるリンの濃度は35.16%、とアンモニア態窒素は45.45%下がり、著しく改善した」と述べました。
雄安新区では、3つの県と640の村で毎日あわせて1260トンのゴミが発生しています。この中で601の村にゴミの集中処理施設があり、それ以外の39村では家庭ゴミの減量化処理が実施されています。(殷、森)