北京
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国際通貨基金(IMF)は6日、貿易摩擦のエスカレートと金融市場環境の急激な逆転は米国経済に実質的リスクをもたらすと警告しました。
IMFは同日、声明を発表し、「減税による刺激政策の効果が次第に衰えていくため、米国経済は2018年の2.9%から2019年は2.6%に、さらに2020年には約2%まで減速する」との予想を明らかにしました。
IMFはまた、「米国政府による輸入関税の引き上げなどの措置が世界の貿易体制を損ない、貨物とサービス貿易に対する規制を強化し、一連の貿易対抗措置を引き起こしている」と警告しました。
IMFのラガルド総裁は同日の記者会見で、「貿易戦争で勝利を収めた国はない。今の貿易摩擦による緊張情勢を緩和させるため、米国は中国、メキシコなどの国と、いち早く国際貿易体制を強化する全面的協議に合意すべきである」と促しました。(任春生、星)