中米貿易白書への米側声明に商務部がコメント

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　中国が発表した「中米経済貿易協議に関する中国側の立場」と題する白書について、米国の貿易通商代表部と財政省が3日、声明を発表しました。これを受けて、中国商務部の報道官が4日にコメントしました。

　商務部の報道官は「米国側は多国間貿易のルールを無視し、貿易赤字を口実に一国主義と保護主義による対策を繰り返していた。そして、両国の貿易摩擦を引き起こしながら、交渉の過程では自国の利益に関する要求を中国に押し付けようとしてきた。これは明らかに貿易上の覇権主義的な行いだ」と批判し、「中国は最大の忍耐と誠意をもって交渉に臨んできた。これを米国側は『逆走』であると根拠も無く非難している」と指摘しました。

　さらに、「中国は当初から、貿易における齟齬や摩擦は最終的には対話と交渉によって解決するべきものとしてきた。だが、この対話と交渉は、相互尊重と平等互恵の原則に則ったものでなくてはならない。米国側がこれまでの誤ったやり方を捨て、中国と共に同じ目標に向かって進むことを望んでいる。また、相互尊重と平等互恵の精神を踏まえて、齟齬のコントロールや能力強化に努め、両国の経済貿易関係の健全かつ安定的な発展を共同で維持していけることを期待している」と強調しました。（朱、謙）