北京
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魏鳳和国務委員兼国防部長が演説(6月2日、李暁偉撮影)
シンガポールで開催されていた「第18回アジア安全保障会議(IISS・シャングリラ対話)」が2日、閉幕しました。この中で、魏鳳和国務委員兼国防部長による「中国と多国間の安全保障協力」をテーマとした演説が、各国から高く評価されています。
シンガポール南洋理工大学ラジャラトナム国際関係学院の李明江(リー・ミンジアン)副教授は、魏国防部長の演説について「中国側の主張をはっきり説明している」とした上で、「質疑応答で回答を避けたりせず、デリケートな質問も落ち着いて答えたことが印象的であった」と述べました。
国際戦略研究所(IISS)のフランソワ・エスブーグ前所長は「魏国防部長は演説や質疑応答で中国軍の自信を示した」と評価しています。
アジア安全保障会議について中国は、初めて行われた2002年からほぼ毎年参加しており、2007年以降は毎年、軍の高官を派遣しています。今年は、2011年以来8年ぶりに国防部長が出席しました。(鵬、森)