専門家、「中米経済貿易協議に関する中国側の立場」白書を評価

2019-06-03 19:02  CRI

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 国務院新聞弁公室は2日、「中米経済貿易協議に関する中国側の立場」と題する白書を発表しました。これは、去年9月に発表した「中米経済貿易摩擦に関する事実と中国側の立場」と題する白書に次ぐ、中国の中米貿易問題についての立場を示す白書となります。この白書について、専門家は、「中国が平等、互恵、誠実と信用という協議におけるスタンスを堅持していくことを再び明確にするものとなった」と評価しました。

 白書は、「中米貿易関係は両国関係の『バラスト』であり、『プロペラ』だ。この関係は両国人民の根本的利益と、世界の繁栄と安定にもかかわるものだ。去年3月に始まり、米国政府が一方的にひき起こした中米貿易摩擦について、中国は国家と人民の利益を守るために、やむを得ず強力な対応措置を取らざるを得ない状態にあった。だが同時に、中国は終始、対話と協議を通じた問題解決という基本的立場を堅持し、米国と数回にわたって協議を行い、両国の貿易関係の安定のために努力してきた」と指摘しました。中国国際貿易学会中米欧戦略経済研究センターの李永共同理事長もまた、「今回発表された白書は、『貿易戦はしたくないが、しかしそれを怖れることはなく、必要な時には戦わざるを得ない』という中国の態度を再び強く訴えるものだ」と指摘しました。

 また白書は、「中国は一貫して、平等、互恵、誠実と信用遵守を旨とする交渉スタンスを堅持しており、終始、貿易戦で脅威を与えたり、関税を追加するなどのやり方は貿易問題の解決にプラスにならないと考えている。中米が相互尊重、平等互恵の主旨に則り、善意と信用、誠意に基づき、交渉を通じて問題を解決すべきだと考えている」と強調しました。これについて、中国社会科学院世界政治経済所国際貿易室の東艶主任は、「白書は、交渉は平等、互恵、誠実さと信用遵守を前提として行わなければならないという中国の立場が示した」と指摘しました。

 白書は更に、「協議は、互いの主権と尊厳が尊重されなければならず、双方が結ぶ協定も平等互恵のものでなければならない。重大な原則的問題について、中国は絶対に譲歩しない」と強調しました。これについて、中国対外経済貿易大学中国WTO研究院の屠新泉院長は、「白書の最も大きな役割は我々の譲れぬラインを示した点にある。もし米国が『圧力をかければ中国はその要求を呑む』と考えるならば、それは無理というものだ」と述べました。(玉華、む)

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