北京
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中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ)傘下、中国国際テレビ局(CGTN)の女性キャスター劉欣氏と米Foxビジネス・ネットワークの女性司会者トリッシュ・レーガン氏が北京時間30日午前に行ったテレビ討論は、米国の主要メディア、政府高官、学者を含む各界から注目されました。
この討論について、『ニューヨーク・タイムズ』や『ウォール・ストリート・ジャーナル』、『ワシントン・ポスト』、ブルームバーグなどの主要メディアが積極的に報道しており、そのうち、『ニューヨーク・タイムズ』は「今回のテレビ討論は、中国が米国の視聴者に自国のイメージをアピールし、自らの見解を聞かせる機会となった」とコメントしています。
米国のシンクタンク・中米研究センターの研究者であるソーラブ・グプタ氏は「これは良いスタートとなった。米国は『中国とは誰なのか』『中国は何をしているのか』などについて、多くの誤解を抱えている。交流によってこそ、誤解は解消できる。『中国は何をしているのか』ということに関して、米国は自らの発言体系を作ってはいるが、それは経済、貿易、知的財産権保護における中国の取り組みを反映できていない。今回の討論は有益なスタートであり、両国の相互理解を深めることにつながっていく。そして、中国の行動は米国側が考えているようなものではなく、国際法に沿っており、常に改善され続けているものだということを、米国に分かってもらうきっかけになるだろう」と述べました。
また、今回の討論を見た米国の視聴者もSNS上の投稿で、「2回目の討論を楽しみにしている。両国間でより多くの開かれた直接的な対話が行われることで、相手に対する理性的な認識が深まってほしい」との期待を示しています。(鵬、謙)