北京
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ビッグデータやクラウドコンピューティング、モノのインターネット(IoT)の発展と応用に伴い、新たな世代の電子情報技術と伝統的製造業の融合が製造業の発展のトレンドとなっています。湖南省長沙市でハイクオリティな発展の一線を取材する活動に参加した記者たちは、伝統的製造業とIT技術の融合を目のあたりにし、政府のハイクオリティな発展への意気込みを感じました。
ボッシュ長沙の作業場
「インダストリー4.0」生産ライン
ボッシュ(BOSCH)は精密機械と電気工程製造分野で名高い多国籍会社です。今回、記者らはボッシュ長沙を訪れ、「インダストリー4.0」の最前線に触れました。9人の操作員で1時間に400台のモーターを生産する自動化生産ラインに比べ、「インダストリー4.0」生産ラインでは操作員わずか2人で1時間に480台のモーターを生産できるようになっているということです。また、伝統的生産ラインと比べ、「インダストリー4.0」生産ラインでは設備回転率が10~15ポイント向上したほか、投資回収率も20~30%向上しており、さらに大幅に人手を節約しているということです。
三一重工18号工場
一方、エンジニアリング機械の国内大手である三一重工では、新技術で産業のアップグレードとモデルチェンジを後押しし、新旧原動力の転換を通じて新しいモデルとエコシステムを作り上げることに成功しています。三一重工の18号工場は、アジアで最大の先進的かつスマート化された製造工場となっているということです。
メンデールのハンギング式コンベア作業システム
また、60年の歴史を持つ従来型企業である寝具メーカーのメンデールは、業界内で初めての国家クラスのスマート化製造テストプロジェクトを展開する企業であり、作業場には自社で開発したハンギング方式のコンベア作業システムが配置され、作業に従事するスタッフは数えるほどしか配置されていないということです。(玉華、む)