中国人の平均寿命77歳に 1949年以来の保健事業を振り返る

2019-05-20 15:00  CRI

 世界保健機関(WHO)の年次総会が、20日から28日にかけてスイスのジュネーブで行われます。この会議に参加する中国代表団が18日、記者会見を開きました。

 中国政府は全ての国民への基本医療サービスの提供を目標に、国情に適う保健事業を構築することで大きな成果を上げ、世界の保健管理に大きく寄与してきました。

 中国の人口は、1949年の5億4000万人から、現在はおよそ14億人にまでなり、国民の平均寿命は35歳から77歳にまで高まりました。また、妊産婦死亡率(妊産婦の出産10万件あたりの死亡数)は1500人から18.3人にまで減少し、乳児死亡率(生後1歳未満の年間出生数1000回あたりの死亡数)は200人から6.1人にまで減少しました。

 中国は自国の特色ある基本医療制度の枠組みを作っており、全国民をカバーする基本医療保険への財政補助基準は一人当たり520元にのぼります。また、感染症の発生と流行、突発的な公衆衛生事件に対応する世界最大のオンライン報告システムを構築することで、平均報告時間は4時間以内にまで短縮され、衛生分野における中国の特色ある応急体制を樹立しました。

 中国では1950年代に、ウイルス学者の湯飛凡氏が、史上初めてトラコーマの病原体と効果的な抗生物質を発見しました。

 1970年代には、薬学者の屠呦呦氏が、青蒿(クソニンジン)からマラリアの治療薬となるアーテミシニンを分離抽出し、2015年のノーベル生理学・医学賞を受賞しました。

 1980年代、血液学者の王振義氏は、ビタミンA酸と三酸化ヒ素を利用して急性前骨髄球性白血病患者(apl)に対する有効な治療を行いました。

 そして2000年以降、中国は世界初のA型インフルエンザウイルスH1N1や手足口病(HFMD)に対するワクチンの開発に成功しました。

 また、中国は1963年以降、71の国と地域に2万6000人の医療人員を派遣し、治療した患者数は2億8000万人にのぼりました。近年は、エボラ出血熱、黄熱、ペストなどの感染地域にも医療専門家チームを派遣しています。

(ジョウ、謙)

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