北京
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中国国家広播電視(ラジオ・テレビ)総局が企画し、北京市広播電視(ラジオ・テレビ)局、中国伝媒大学、アジア太平洋放送連合(ABU)、中央テレビ国際視頻通信有限公司(CCTV+)と中国伝媒大学国際交流・協力所が共催する「アジア・インターネット・コンテンツ政策対話と協力成果発表会」が16日、中国伝媒大学アジア・メディア研究センターで開催されました。この発表会は15日に行われた「アジア文明世界影響力フォーラム」に続くイベントで、「ネット文化を繁栄させ、コンテンツを通してアジアの魅力を物語る」をテーマに、アジア諸国でのネットコンテンツ分野での管理政策、報道理念、コンテンツ制作と産業発展などをめぐる交流が行われたほか、最新の研究成果と協力成果が発表されました。
アジア・インターネット・コンテンツ政策対話と協力成果発表会の会場
中国伝媒大学の学生によるオープニングアクト
アジアの11の国と地域のほか、アジア以外からも政府高官や、高等教育機関、シンクタンク、映像文化企業、メディアなどの関係者ら約200人が参加しました。
挨拶に立った中国国家広播電視(ラジオ・テレビ)総局の高建民副局長
集合写真
中国国家広播電視(ラジオ・テレビ)総局の高建民副局長はその挨拶で、「中国政府はインターネットの発展を非常に重視している。総局はメディア交流のさらなる推進や、ネットコンテンツ産業の発展の新業態の育成に努めるとともに、安全でクリーンなサイバー空間の構築に尽力している」と述べた上で、ネットコンテンツが社会の進歩や人類の幸福を促進する面でより大きな役割を発揮するよう、政策面の対話を強化することや、アジアの魅力をコンテンツを通して伝え、ネット文化を繁栄させると同時に、ネットコンテンツ分野においてアジア文化と世界の文化が交流し、共同繁栄を目指すこと、そして、ガバナンスシステムを完備させ、公平で合理的、開放で包摂的なネット情報共有の新秩序を確立していくことを提案しました。
アジア・インターネット・コンテンツ政策対話と協力成果発表会の会場
また、当日の成果として中国国家広播電視(ラジオ・テレビ)総局発展研究センターによる『アジア太平洋地区ネットコンテンツ発展とガバナンス報告』が発表されたほか、中央テレビ(CCTV)傘下の映像コンテンツ制作会社=国際視頻通信有限公司(CCTV+)、オランダのマルチチャンネルネットワーク(MCN)大手=Zoomin.TVと、スウェーデンのビデオニュースサービス大手=Newstagによる報道協力意向書や、アリババ傘下の動画共有サイト=優酷(Youku)とシンガポールの通信大手=StarHubによるコンテンツ提携枠組協定が調印されました。(取材 ミン・イヒョウ 李陽)