北京
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世界四大テノール歌手の1人といわれるイタリアのアンドレア・ボチェッリ。12歳の時にサッカーの事故で両目の視力を失いましたが、歌声は全世界の人を引きつけています。アジア文化カーニバルが行われた15日の夜、オペラ『トゥーランドット』の名曲『誰も寝てはならぬ Nessun Dorma(ネッスン・ドルマ)』を熱唱します。
ボチェッリは過去にも中国で公演しており、2004年には人民大会堂でソロコンサートを開き、2010年には上海万博の開幕式に参加、2011年にはアジアツアーの一環として、国家体育場「鳥の巣」でコンサートを開催しました。
14日午後、ボチェッリは「鳥の巣」でのリハーサルの際に、チャイナメディアグループ(CMG)の取材に応じ、「私自身もオペラの『トゥーランドット』も、中国の人々と不思議な縁がある。『ネッスン・ドルマ』はオペラの名曲であり、中国で歌う都度、熱烈な反響を感じさせてくれる。今回、これまでと大きく違う点は、アジア文化カーニバルという大変ハイレベルな行事に出演することである」と感想を述べました。そして、「今回のカーニバルに出て、文明の交流や学びあいをじっくりとかみしめた。音楽は、人類共通の世界的な言葉で、様々な文化が理解し合えるようになり、世界の平和や安定と調和の土台となる」と話しています。
ボチェッリは中国で、ピアニストのランラン(郎朗)を始め、多くのミュージシャンとも共演し、親しく付き合っています。
そしてボチェッリは、中国とイタリアが国交を樹立して50年となる来年、両国のミュージシャン同士の共演がさらに増えるようにと期待を示しました。(Yan、森)