北京
PM2.577
23/19
上海市は今年の初め、ビジネス環境を改善する新たな策を打ち出しました。その目玉として、2017年から実施されている「ネットの一括手続き」というサービスのPRに加え、自由貿易試験区にある企業サービスセンターが「意見募集」や「ヘルプ」というサービスを新たに設立しました。
このサービスセンターは、自由貿易試験区内の浦東新区合歓路2号にあり、「一括手続き」における現場の受付所でもあります。1階に設けられた50余りの総合窓口のうち、7番窓口が企業の相談窓口です。センターの蔣紅軍主任は「以前のように苦情受付という単純なものではなく、企業が事務処理の中で発生した疑問や問題点、または政府のサービスに対する意見や提案も受け付ける」と述べました。
蔣主任によりますと、窓口対応だけでなく、ネット上でも問い合わせや提案を受け付けるとのことです。また、受付ホールには電光掲示板が設けられ、「相談」に関するデータをリアルタイムで更新しています。これまで合わせて約2500件の情報が寄せられ、そのうち61%が営業許可証の手続きに関するものです。
このセンターは去年4月、問い合わせ件数が特に多い内容について、個別対応窓口を設け、企業の登記の受理、食品、衛生、貿易などに関するアドバイスやガイドを無料で実施しています。これまでに対応した会社の数は4000社あまりにのぼっています。
センターによりますと、「一括手続き」が実施されて約2年間で審査認可の効率が著しく向上し、浦東新区では現在、企業に関する327件の審査認可項目が全てオンラインで対応できるとのことです。この結果、事務処理の時間が87%も短縮したということです。(玉華、森)