北京
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国家外貨管理局が7日発表したデータによりますと、4月末現在の外貨準備高は3月末から38億800万ドル減少して3兆949億5300万ドルとなりました。これにより、5カ月連続で続いていた上昇トレンドがストップしました。業界関係者は「将来の一定の時期における世界経済と金融市場の不確定要素はまだあるが、中国の外貨準備高には全体的に安定を保てる強固な基盤が依然として存在する」との見解を示しています。
国家外貨管理局の王春英報道官は、「4月の外貨市場は安定した運行を保った」としたうえで、「国際金融市場では、ドル指数は0.2%とやや上昇し、世界全体の債券指数はほぼ横ばいであった。外貨準備高の小幅な減少は、為替レート換算と資産価格の変化などの作用によるものだ」と述べました。
また、中国外貨投資研究院の譚雅玲院長は、「外貨準備高の減少は輸出による外貨の獲得と大きな関係がある」と述べました。
去年11月以降、外貨準備高は5カ月連続して増加していましたが、4月の減少により上昇トレンドを終えたと見られています。これについて、譚院長は、「今後の一定期間において、外貨準備高が3兆ドル以下に戻る可能性がある。しかし、中国は現在、構造調整の重要な時期にあるため、外貨準備高を含む一連の経済指標に揺れが発生するのは正常な現象だと言える。下半期の外貨準備高は良い方向へと進む見込みだ」と語りました。(玉華、謙)