北京
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フランスのマクロン大統領は6日、「ロシアは欧州評議会と意見の食い違いが生じているが、やはり残留を望む」と表明しました。
マクロン大統領はこの日パリで、欧州評議会のヤーグラン事務局長と会談した後、共同記者会見に臨み、ロシアに対し欧州評議会への残留を望むと述べました。マクロン大統領は、「欧州評議会はロシアを必要としており、同じようにロシアも欧州評議会を必要としている。これはメンバー国としてのロシアの権利を尊重するべきであることを意味し、ロシアもまた欧州評議会の義務を履行すべきだ」と強調しました。
さらにマクロン大統領は、「欧州評議会の活動、およびそのヨーロッパ人のよりどころであるという使命が危うくなっている」との考えを強調しました。
欧州評議会はヨーロッパ全体をカバーする組織であり、ロシアは1996年に加盟しましたが、2014年にクリミア問題で投票権を剥奪されました。ロシアはその回復を幾度も求めており、2017年に会費の支払いを停止しました。これに対して欧州評議会は、ロシアが今年会費を支払わなければ除名もありうると表明しています。(Mou、森)