北京
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潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長は2日、韓国のソウルで、「中国はスモッグ対策について有力な措置を講じ、効果を上げている。その経験は他国の参考になる」と述べました。
潘氏はこの日、中韓両国の著名人を対象に実施したセミナーで演説し、大気汚染問題に対するこのところの中国の取り組みについて「スモッグ対策や環境保護の大切さを認識しており、気候変動に関する『パリ協定』に加盟した。大気汚染や排出削減問題で、旧型の車両を大量に廃棄したり、汚染の著しい工場を閉鎖したりするなど力のある措置を講じており、効果を上げている」と評価しました。
また、潘氏は韓国について、「様々な大気汚染対策を講じており、良いスタートを切った。中国の経験を参考にできる」との見方を示しました。
韓国では先月29日、大気汚染対策のための「国家気候環境会議」が発足しました。委員長を務める潘氏は政府や政党、産業界などに対して積極的に参加し協力をするよう求め、また一般市民に対しても温室効果ガスの排出削減をするよう呼びかけています。(鵬、森)