北京
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国務院より「資源枯渇型都市」に指定された遼寧省阜新市は、今世紀初めに生態環境の修復や発展モデルの転換を摸索し始めました。
海州露天鉱国家鉱山公園
阜新市海州には、アジア最大の露天掘炭鉱がありましたが、掘り尽くしたために2005年6月に閉鎖されました。その後、環境を整備し、跡地に国家鉱山公園が建設されて、市民の憩いの場となりました。こうした鉱山の生態修復や固体廃棄物の総合開発利用が、阜新市にとってモデルチェンジの第一歩となりました。
炭鉱の共生物・堆積岩を原材料にレンガを造る工場
阜新市は海州の炭鉱について、2004年以降合わせて7億4700万元を費やして広さ2平方キロ分を整備し、北側部分は土砂災害の恐れがほぼなくなりました。採鉱所や工業の跡地などを活かして観光やスポーツ産業を起こしたほか、鉱山の共生鉱物を頼りに、炭鉱周辺の環境に合わせて循環型経済を大きく推進しました。さらに、固体廃棄物の総合利用を進めるエリアを設けるなど、モデルチェンジを続けています。(鵬、森)