北京
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李克強総理は28日、人民大会堂で、オーストリアのセバスティアン・クルツ首相と会談しました。
李総理は「中国にとって、オーストリアはヨーロッパにおける重要なパートナーである。双方が相互尊重の平等な対応を貫いてきたことで、両国関係は健全に発展してきた」と評価しました。その上で、「両国の先進製造業や農業、観光などの分野における協力には大きな潜在力がある。強大な市場を持つ中国はさらに開放を拡大して、市場化、法治化、国際化の進んだビジネス環境作りに全力をあげていく」と述べました。さらに、「市場ニーズの増加に応じて、両国を結ぶ夜間航空便を増やすとともに、ジャイアントパンダ研究における協力やウィンタースポーツにおける交流などを強化していきたい。EUのメンバー国であるオーストリアが、両国関係の健全かつ安定的な発展のために、引き続き積極的な役割を発揮してくれるよう望んでいる」と語りました。
これに対して、クルツ首相は、第2回「一帯一路」国際協力サミットフォーラムの成功を祝賀し、「中国はオーストリアの戦略パートナーである。両国の関係と協力は絶えず深まっており、人的往来も頻繁になっている」と述べました。その上で、今後の両国関係について「新たな発展を目指して、経済・貿易や、農業、観光、冬季五輪などでの協力を深めていきたい」と、オーストリア政府の姿勢を示しました。(朱、謙)写真 中国政府網