北京
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習近平国家主席は29日、人民大会堂で、シンガポールのリー・シェンロン首相と会談を行いました。
この中で習主席は「今年は中華人民共和国成立70周年に当たり、シンガポールにとっては開港200周年に当たる。両国の国交樹立から来年で30年になり、両国関係は新たな発展のチャンスを迎えている。双方は政治的相互信頼を強め、互いのコア利益と重要な関心事を尊重し合い、共同発展の道において互いに支持していくべきだ」との考えを示した上で、「両国は『一帯一路』を共に建設する天然のパートナーである。シンガポールはこれに前向きに参加し、高品質で高水準な『一帯一路』建設の手本を示している」と評価しました。
さらに、「双方は両国協力を中心に、周辺地域と『一帯一路』沿線各国の共同発展を求め、『陸海新通路』の建設と三者協力を推し進めていくべきである。また双方は経済のグローバル化と多国間主義を堅持し、東アジア地域の経済一体化を促していくべきだ」と強調しました。
これに対して、リー・シェンロン首相は中国の改革と発展のパートナーであり続けていく姿勢を示し、中国のさらなる繁栄に期待を示しました。その上で、「中国は急速に発展し、国際的地位が絶えず向上している。『一帯一路』構想は中国の果たすべき国際的役割を具現化したもので、この構想は中国だけでなく世界にもプラスとなり、中国と国際社会の連携の強化に役立つと信じている。シンガポールは『一帯一路』の枠組み内で各分野における中国との協力を深めていきたい」と表明しました。(Mou、謙)