北京
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23/19
李克強総理は26日、釣魚台国賓館で、ベトナムのグエン・スアン・フック首相と会談しました。
李総理は「両国は重要な隣国である。良好な両国関係や安定した周辺環境は双方に有利であり、また域内の各国や人民のためにもなる。『一帯一路』と『二つの回廊とGMS(大メコン圏)』/とのマッチングを目指して、ベトナムとのハイレベル往来を強めながら実務協力を深めたい」と中国政府の立場を示しました。
また李総理は、「南海の平和と安定のために、双方が大局的かつ長い目で見て協力に力を入れ、食い違いを適切にコントロールすることを望む」と強調しました。さらに、来年ベトナムが東南アジア諸国連合(ASEAN)の議長国となることを支持し、ベトナムとともに目標に向かって『南海行動ルール』への交渉を着々と進め、東アジアの経済一体化プロセスや中国・ASEANの関係発展を促していきたいと表明しました。
これに対して、ベトナムのフック首相は「ベトナムは『一帯一路』建設を積極的に支持しており、両国の取り組みをマッチングしていきたい。また、同志そして兄弟として、南海の長期的な安定を維持していきたい。ASEANの来年の議長国として、中国との関係を深めるために最善を尽くしたい」と述べました。(朱 森)