日本の歴史学者が香港に旧日本軍の「軍票」を寄贈

2019-04-15 16:09  CRI

图片默认标题_fororder_J3-1

13日、新華社通信のインタビューを受ける和仁廉夫氏。(撮影:新華社記者 呉暁初)

图片默认标题_fororder_J3-2

旧日本軍の「軍票」を見せる和仁廉夫氏(右)。(撮影:新華社記者 呉暁初)

 日本のフリージャーナリストで歴史学者の和仁廉夫氏が、第二次世界大戦中に旧日本軍が香港で発行した「軍票」や、香港市民による賠償請求関連の書類を、香港中文大学に寄贈しました。

 第二次世界大戦中、旧日本軍は、占領地で現地通貨の引き換えとして「軍票」を発行し、住民の財産を略奪しました。これらの「軍票」は戦争が終わると無効になり、現金化できなくなって、大勢の香港人の全財産が泡と消えました。

 このため、香港に住む17人が、被害を受けた3000人以上の香港市民を代表して、日本政府に損害賠償を求める訴訟を起こしました。今回寄贈された書類や資料は、これら「軍票」や訴訟関連の書類や証拠でした。

 63歳の和仁廉夫氏は、1990年代から、ボランティアの弁護士や学者らとともに、「軍票」賠償促進会を設立し、日本政府への訴訟に加わりました。1993年に始まったこの訴訟は8年後の2001年、日本の最高裁に棄却され、「香港は戦争の被害を受けたが賠償が認めない」と言い渡されました。

 その後、和仁さんは訴訟関連の資料を整理し、分厚い「軍票」や十数本のビデオテープ、そして訴状や報道関連など、7箱にわたる資料を集めました。日本の法律によりますと、訴訟が完了して5年以上経過すれば裁判所は資料の保存義務がなくなります。そこで和仁さんは、これらの資料は被害を受けた香港人にとって貴重な歴史的証拠であることから、寄贈すると決めました。香港中文大学には日本研究学部があり、これらの資料が若い人を中心により多くの香港人に知ってもらえるとみなしたのです。

 これについて、香港中文大学図書館の李麗芳館長補佐は、「これから数ヵ月かけて資料を整理し、校内の研究者に閲覧してもらう。またインターネットを通じてより多くの人に見てもらいたい。一般市民向けのセミナーや展示会の実施も検討する」と明らかにしました。(Lin、森)

 

ラジオ番組
10月29日放送分
00:00:00/00:00:00
  • ハイウェイ北京<月曜日>の担当者 劉叡琳_fororder_周一刘睿琳130
  • ハイウェイ北京<火曜日>の担当者 王小燕&斉鵬_fororder_周二小燕齐鹏130
  • ハイウェイ北京<水曜日>の担当者 謝東&劉非_fororder_周三谢东刘非130
  • ハイウェイ北京<金曜日>の担当者 劉叡&孟群_fororder_周四刘睿孟群130
  • ハイウェイ北京<金曜日>の担当者 任春生_fororder_周五任春生130
  • ハイウェイ北京<週末篇>_fororder_北京直通车周末篇
特集ダイジェスト
最新コラム
新華社_fororder_12日中友好協会_fororder_11人民網日本語版_fororder_10人民中国_fororder_9中国網日本語版_fororder_8東方網日本語版_fororder_7JAPAN online_fororder_5
UTYテレビ山梨_fororder_4中華網日本語版_fororder_3東方通信社_fororder_2中国百科検定_fororder_132959111934859451北京観光_fororder_1
张强