北京
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上海金橋開発区にあるボルボ建築設備投資公司はこのほど、中国水利水電第八工程局によるナイジェリアの水力発電所プロジェクトの掘削機購入代と頭金を受け取り、オフショア取引を完了しました。オフショア取引の越境決済の難問が上海自由貿易区で解決されました。
「一帯一路」建設の推進に伴い、中国企業は海外に相次いで大型プロジェクトを行っています。その際、グローバル企業から設備や製品を購入する場合、その企業の中国本部に発注するやり方が最も便利な方法です。しかし、貨物が国内を経由せずに、直接海外の生産企業から海外の依頼人に販売、あるいはレンタルするとなれば、この企業の中国本部はオフョア取引の決算ができなくなります。
上海自由貿易区が貿易のグローバル化を推進する背景において、オフショア取引は新型の国際貿易の形として、既存の制度と政策による制限を乗り越える必要があります。このため、上海自由貿易試験区金橋管理局は2016年からオフショア取引の越境決済の難問に取り組んでいます。
2018年7月、ボルボ建築設備投資公司は解決策を構築して管理部門に申請するとともに、初のテストプロジェクト中国水利水電第八工程局によるナイジェリアの水力発電所プロジェクトを始めました。ボルボ建築設備投資公司の副総裁は、「30トン規模の掘削機2台を発注した。設備は韓国の工場からナイジェリアのラゴス港に運ばれる。購入代金はボルボ建築設備投資公司が興業銀行上海支店に設けた口座を通じて決済する」と説明しました。(殷、星)