北京
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「北京植物園展覧温室」の熱帯・亜熱帯植物(撮影:呉鏑)
新中国初の熱帯・亜熱帯植物館である中国科学院植物研究所「北京植物園展覧温室」が4月10日から一般開放されます。北京植物園の入場券で同館へも入館が可能です。今回の開館を祝って、温室内には4種類のバオバブとオオオニバスなど熱帯植物が展示されています。
北京最古の植物用温室である「北京植物園展覧温室」は一連の修繕工事と改築を経て、歴史的な遺跡としての姿を留めながら、8つの展覧室に分けられました。同館には2000種類以上の熱帯・亜熱帯植物が展示されており、中国北方地域においては特徴的な熱帯・亜熱帯展植物館となっています。
また、同館を備える中国科学院植物研究所北京植物園は敷地面積74ヘクタールで、展示面積は20.7ヘクタールあります。科学研究を主な業務としており、樹木園、ボタン園、水生植物区など15の専門園区のほかに、この熱帯・亜熱帯植物館を有しており、世界中の植物7000種類以上を収集・保存しています。
「北京植物園展覧温室」は1950年代に建てられた新中国初の植物用の温室で、1965年にはレンガ木造作りからコンクリート構造に改築され、当時は全国で最大の面積と最新の設備を備えた植物館でした。(Lin、謙)