李総理がまもなく中東欧へ　EUと実務的協力を進める方針

　国務院の李克強総理は8日から12日にかけて、ブリュッセルで開かれる第21回中国・欧州連合（EU）首脳会議とクロアチアで行われる第8回中国・中東欧国家首脳会議に出席し、クロアチアを公式訪問する予定です。このことについて、商務部の高峰報道官は4日北京で、「中国とEUは互いに重要な経済貿易協力のパートナーであり、中国はEUと各分野における実務的協力を進めていく方針だ。また、中国は双方の投資協定に関する話し合いを積極的に推し進め、多国間主義や自由貿易を共に維持し、オープンな世界経済の構築を推進していきたい」と語りました。

　中国とEUの貿易は去年、再び記録を更新しました。輸出入総額は前年に比べ10％以上増えて6822億ドルに達し、EUは15年連続で中国最大の貿易パートナーになりました。

　また、中国と中東欧16カ国との貿易額は去年に比べ20％以上増えて800億ドルに達しました。現在のところ、中国企業による中東欧への投資額は100億ドルを超え、一方、中東欧16カ国による中国への投資額は15億ドル超となっています。その領域は機械製造、自動車部品、化学工業、金融、環境保護、航空、医薬などの分野に及びます。（閣、星）