北京
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中国の対外投資は近年急ピッチで増えています。商務部の統計によりますと、2018年1~9月の期間に、中国域内から域外企業(非金融類)への直接投資額が前年同期比5.1%増えたということです。これを巡って、現在開催中のボアオ・アジアフォーラム2019年年次総会で、各国の投資家や関係者による踏み込んだ話し合いが行われました。
26日午後に行われた関連フォーラムの席で、米ボストンコンサルティンググループ(BCG)のバークナー会長は「中国企業は海外投資に当たって十分な考慮をすべきだ。企業の真新しい市場への進出には、数年の準備期間をかける必要があり、盲目的に進めてはいけない」と助言しました。
また、海外投資のリスクについて、遠東株式グループの創設者である蔣錫培会長は「中国企業は自国での市場開発が整うまでは、基盤を固め、まず業界をリードするべく努める必要がある。海外市場の開発は、その後で考えるべきだ」との考えを示しました。(Mou、謙)