北京
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北京市内のあちこちにある胡同(フートン)、いわゆる横町は、まちの歴史と文化を物語る貴重なものです。そこに暮らす人々の生活環境の改善を目標として、胡同の整備が行われました。
胡同の整備プロセスの一環として、北京市西城区椿樹街では、琉璃廠西街の遊歩道が設置されました。遊歩道は安徽会館を囲む形で、琉璃巷、西南園胡同、鉄鳥胡同、前孫公園胡同、興勝胡同、後孫公園胡同、万源道という7本の胡同を繋げるほか、吉祥頭条、吉祥二条、大沙土園の3本の胡同の入り口にも面しています。全長約1キロで、緊急車両を除けば、歩行者と自転車のみが通行できます。
この遊歩道は政府の出資によって整備され、違法な建築を撤去し、北京市の胡同本来の様子を復元しました。花壇や東屋(あずまや)も設置されており、観光客と住民に、静かで心落ち着く体験を与えています。(殷、謙)