北京
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海南省の瓊海市にある中国(海南)南海博物館は、ボアオ・アジアフォーラム2019年年次総会を迎えて、南海文化を反映する四大展示を始めました。
常設展を拡充した「ディープブルーへ――南海海域における深海考古展」では、南海の水域で発見した文化財や、この海域の深海における考古成果が展示されています。南海海域の深海における考古成果の展示は今回が初めてです。
22日にスタートした「南海の貝類を知ろう――南海海域の貝類テーマ展」では、数百種類に上る貝や螺の標本が展示されており、豊かな南海が育んだ種類豊富な軟体動物や棲息環境が紹介されています。
25日からスタートする「趣は侘びから、真情に満ちる――故宮博物院所蔵の韓槐準氏寄贈磁器展」は、愛国華僑の韓槐準氏が故宮に寄贈した磁器100点を展示します。陶磁器の東南アジアにおける販売の様子や地元の宗教信仰、生活スタイル、美意識などを垣間見ることができます。韓槐準氏は1950年代から60年代にかけて東南アジア各国から買い集めた中国の磁器、文化財、資料など2000点あまりを故宮博物院に寄贈し続けて、研究に没頭していたことから、この分野の第一人者と称えられています。
同日に始まった「源同流異――清王朝海外輸出芸術品の本館コレクション展」では184点の作品が展示されています。これらの芸術品を通じて、清王朝の海外貿易の盛況や東西文化の融合の社会現象を感じることができます。(朱 星)