北京
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「開放の拡大を堅持し、協力ウィンウィンを促進する」をテーマとする中国発展ハイレベルフォーラム2019年年次会議が北京で開かれています。同会議に参加している多くのビジネス界の識者らは、「全方位的な開放と『一帯一路』の共同構築を徹底することによって、中国は世界経済成長における安定装置とエンジンの役割を果たすことになる」と示しています。
今年の会議には全世界からエコノミスト、国際機関の高官および世界ベスト500の企業代表150人余りが出席しており、中国の開放拡大や世界範囲の互恵協力などが議題に取り上げられています。
会議の国際側議長を務めるドイツの自動車大手ダイムラーのツェッチェ取締役会会長は「ダイムラーを含む多くの会社は中国の改革開放と経済発展を実際に体験しており、その中から利益を得ている」と述べました。その上で、中国の自動車市場の高度成長について「既に世界最大のマーケティングに成長している。これも我々が海外では最大となる研究開発センターを北京に置いた最大の要因である」と指摘しました。
ブルームバーグのグラウアー会長は、「中国の債券市場は世界3番目の12兆ドル規模に達しているが、全世界の投資者の参入は依然として低いレベルにとどまっている」と指摘した上で、中国の金融市場の開放について「全世界の資本市場における史上最大の変化であり、最も望ましい変化でもある。これは、全世界の投資者に黙視することのできない長期的な投資のチャンスをもたらす」と述べました。(洋、星)