北京
PM2.577
23/19
イタリア共和国のマッタレッラ大統領の招きに応じ、中華人民共和国の習近平国家主席は21日から24日にかけてイタリアに対する公式訪問を行なった。訪問期間中、習主席はマッタレッラ大統領、コンテ首相とそれぞれ会談し、両国関係や共に関心を持つ国際問題、地域問題について幅広く意見を交わした。
双方は「国際情勢に複雑で深刻な変化が起きている当面の状況下、中伊の全面的戦略パートナー関係を強化することは、世界の平和と安定の維持、持続可能な発展と繁栄の促進に有利」であり、「両国首脳間の密接な往来は両国関係の発展に重要な役割がある」との考えを共有、同時に、イタリアは「一つの中国政策」への支持を強調した。
また、双方は、具体的な行動によって、あらゆる形の保護主義に反対し、貿易と投資の自由化と利便性を促進し、世界貿易機関(WTO)の中核的地位を維持し、WTOの必要な改革を推進することで見解の一致を見た。
さらに、双方は、「一帯一路」構想の共同推進に関する政府間覚書の調印を歓迎し、中華人民共和国国家発展と改革委員会とイタリア共和国経済発展部が2018年9月に調印した『中伊の第三国市場における協力に関する覚書』を実行に移し、両国企業の第三国市場における協力機会について共同で検討していくことを支持する姿勢を示した。(ヒガシ、む)