北京
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習近平国家主席は22日、イタリアのローマでセルジョ・マッタレッラ大統領と会談しました。両国元首は、戦略面や長期的視点から両国関係発展の方向をしっかり把握し、新時代における両国の全面的戦略パートナーシップを更に発展させていくことで合意しました。
会談で習主席は、「中国は新時代の両国関係の発展をしっかりと捉え、ハイレベル往来を密にし、実務協力のレベルアップに努めていく。マッタレッラ大統領による『利益の包摂と共同発展』を中心としたパートナーシップの推進に賛同し、今後も全面的な戦略パートナーシップを強化していきたい。さらに、双方は『一帯一路』をともに建設し、発展戦略の結び付けや実務協力を強化していかなければならない。中国は、イタリア製品の輸入を拡大し、力のある中国企業のイタリア進出を一段と支援していく。双方は、文化、教育、映像、メディアなどで交流や協力を深めていくべきだ」と強調しました。
これに対してマッタレッラ大統領は、「中国とハイレベル往来を密にし、特に今回の習主席の訪問は、両国関係のレベルの高さを示すものだ。両国は古代シルクロードの両端にあり、これが密接な関係の絆になっている。イタリアは、習主席による『一帯一路』イニシアティブを支持する。これはユーラシア大陸の相互連結や共同発展にプラスとなり、古代シルクロードに現代の輝きをもたらすものである。また、イタリアはヨーロッパと中国との関係推進に尽力しており、国連やG20などの枠組みで中国の交流や協調を深め、多国間主義や貿易自由化を維持し、気候変動や国際安全などに共に立ち向かっていきたい」と表明しました。(ミン・イヒョウ 森)