北京
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北京外国語大学(北京外大)で10日、日本語科の日本語学院(学部)への昇格を記念した式典が行われました。
挨拶に立つ北京外大の賈徳忠副学長
この場で北京外大の賈徳忠副学長が挨拶し、日本語学院について「学術資源を統合し、新しいIT技術を活用し、引き続き中国の日本語教育分野における牽引役として、国際交流や協力を拡大し、国際的な視野や競争力をもつ優秀な人材の育成に更に力を注ぐ」と述べました。
挨拶に立つ徐滔学院長
また、学院長に就任する徐滔氏は、「カリキュラムに英語やコミュニケーション学、国際ビジネスなどを取り入れ、マルチな人材を育てる。また、すでに開設された中日人文交流センターについて、中国語と日本語の言語比較研究部門、中日両国の比較文学と比較文化研究部門、日本マスコミと大衆文化研究部門、翻訳研究部門を新たに設置する」と発表しました。
式典では、学校関係者のほか、現地の日本大使館、教育部、日本の文教大学、日本文化センター、外語教学研究出版社の代表もそれぞれ挨拶に立ちました。その後、教育部外国語専攻教学指導委員会日本語教学小委員会の修剛主任と、北京外国語大学高級翻訳学院の任文院長が、日本語の翻訳や実践、通訳における教育と研究の結びつきの可能性について、それぞれ基調演説を行いました。
会場内の様子
またこの日、午後には日本語MTI(通訳翻訳修士課程)教育セミナーが開かれ、北京外国語大学、北京大学、北京第二外国語学院、北京科技大学、北京言語大学、対外経済貿易大学、国際関係学院、河北大学、南開大学、天津外国語大学の各担当者が熱心な討論を行いました。(文・写真:任春生)
MTI教育セミナーの様子
式典の出席者