北京
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中央銀行である中国人民銀行で通貨政策を担当している劉世錦委員は16日、北京で開かれた「中国経済50人フォーラム」で、今年と来年の経済成長率はいずれも6%以上となると予測しました。
劉委員は、「中国経済の成長率の変化は規律に合ったものだ。来年以降は5%~6%の間、もしくは5%前後に落ち着くだろう」と述べました。また、「これまでの急成長は、インフラの整備や不動産投資、自動車などの工業製品や輸出によって実現したものだが、今はこれらの分野は需要のピークに達している」と指摘しました。その上で、新たな成長点として、効率の悪い部門の改善、低所得者層の所得増加や人的資本の向上、消費構造や産業構造の改善、技術の革新、エコな発展という5項目を挙げました。(玉華、森)